ABOUT
DJのレヲチバ氏と工藤俊祐氏が主催するイベント「文字とクラブ」にてVJを担当した。
「文字とクラブ」は、文字によるクラブカルチャーの表現を試みるインスタレーション・クラブイベント。
文字を使用したビジュアルを約2時間、即興で演奏した。
音楽と対等な存在としての「ビジュアルミュージック」の実演である。
CONCEPT
「文字を使ってクラブが持つ非言語的な趣旨を来場者に明確に伝える」というお題を受け、音楽と文字の関係について考えました。
私の感覚では、音楽と文字はどちらも「意味がない」という点で共通しています。
音が集まってリズムを成し「ノれる」状態を作ることは、それ自体には意味がありません。ただノれるのです。
音が作る身体のリズム、全く意味がない、ただ在ることが嬉しい、そんな瞬間を求めて人はクラブに集う気がします。
文字も同様に、意味のないものになりたいと思っています。少なくとも私にとっては。
文字が集まってリズムを成し、言葉が意味を飛び越えて直接に目に入ってくる時、この上ない喜びを感じるものです。
タイポグラフィは、テクノである。その実演でした。